令和3年二級建築士試験合格しました。
二級建築士試験を受けて約3か月近くもまたされ忘れたころにやっと発表です。
今回は絶対落ちたのではないかと思っていました。
結構製図の練習をして短時間で図面を仕上げる練習をしました。
今回は歯科診療所併設した住宅です。
いつも一時間は見直しや訂正する時間を設けるように練習をして、
仕上げた図面に一時間も手を加えられればこれなら大丈夫。
かなり練習の手ごたえを感じて自信をもって試験に挑みました。
去年落ちてしまい2回目の製図試験です。
今回は必ず受かるつもりでいざ問題を開くと…
なにこれ…
周りもみなそんな感じでしょう。
まさかの斜頸地です。
えっ、どうしよう…
頭は真っ白です。
とりあえず問題を読んでみよう。
問題には敷地のすべてを切土盛土してはいけないと書いてあります。
「あ、土地はすべてこのままで立てなければいけないんだ。」
こう認識しましたが、高くするとスロープ作るスペースがないし…、
スロープは絶対だし…、
横から入って距離だとこの寸法のGL高さは…、
パニックになりながらも試行錯誤でとにかくエスキスをして
プランを考えていきますが、めちゃくちゃ焦ってます!
「あ、室内でFL高ささげてはいけないとはかいてないな。」
室内で高さ下げて正面の玄関はFL下げればスロープ短くて済むと思い頑張りプラン作ります。
結構時間も無くなりどこでFL下げるかも決めないまま製図へ
製図をしながら考えることに…
本当は間違ってもやり直しがきかなくなるので、絶対ダメだと思います。
平面図を掻き終わってから断面図を書くのが大変だと思い断面図を書きながら
整合性とりながらFLと天井高を決めていきました。
ここでかなり時間を取られてしまいました。
そして詳細図もまさかのバルコニー指定?
奥行き6尺のバルコニーでしたが、難しいバルコニーを考えて書くより通常の奥行き3尺のバルコニーに途中で平面図書き換えます。
実際省略斜線書くだけですが、そんな冷静さはありません。
とにかく仕上げて防火区画など書き加えていたらもう時間がない…
いつもなら一時間見直しのはずが全く時間がありませんでした。
一応書き上げたつもりが、終わった瞬間入口の矢印書き忘れた…
他にもきっと間違えてるし、傾斜の対応も正解かわからない…。
通用口の通路幅も狭い…
終わった…
がっくり肩を落として試験会場を後にしました。
全然受かる気がしませんでしたが、傾斜地の対応が気になります。
いろいろな学校の回答を見てみます。
どうやらほかの人の見解は切土盛土を全部しなければ整地して大丈夫との見解?
起訴で掘り返すからそんなの関係ないなど…
そんなのあり????
余計に自信なくなり、確かに自分の読み間違いというか思い込みなのか?
納得いかないですが、もう余計に自信なくなりました。
そんなので受かるなら時間いっぱい悩んで見直しした俺は無理か?
あまり考えないようにして半ばあきらめて忘れるようにして過ごしました。
それにしても3か月は発表までやたら長いですよね。
気付くと発表日で資格学校からやたら電話が鳴り気づきます。
やはり気になり家に帰るとハガキが届いています。
なんだかんだドキドキしながら開けてみると…、
合格してる!!!
めちゃくちゃテンション上がりました。
参考回答を見てみるとやはり土地そのままのGLで建てています。
受かったから言えることですが、問題に出てる傾斜を活用しなかったら
実際の工事は別として問題で出す意味はないですよね。
馬鹿正直にすべて切土盛土してはいけないんだと思い込んでしまっただけでもありますが…
それが本当によかったです。
そんな融通の利いた解釈思いついてたらやっていたかもしれないので頭硬いだけですが…
でも何より結果的には一時間練習なら時間が残るように早く書く練習していなかったら本当に未完成だったかもしれません。
やはり合格のポイントは図面を早く書き上げる練習をすることではないでしょうか。
今回の傾斜地はいくら勉強して練習していても初めてこの問題が出た瞬間同じことになってしまうでしょう。
何より早く図面を書き上げる練習をしていたことが合格のポイントだったと思います。
次は一級も挑戦してみようかと思います。