クロスのひび割れがあった
いつの間にかクロスにひびが…
新築やそんな期間もたっていないのにクロスがひび割れた状態を見つけるとても不安になりますよね。
クロスのひび割れに良いものがあるわけではないですが、
心配があるひび割れと心配のないひび割れはあります。
今回は問題がなさそうなクロスにひび割れと問題がありそうなクロスのひび割れの
見比べ方をご紹介します。
ひび割れの原因を調べる
まずは大まかにクロスの剥がれている状況を確認してみましょう。
木材の伸縮によるひび割れ
木材は若干伸縮があります。
木は生きている、といわれます。
木は建築後も水分を吐き出したり吸い込んだりしています。
特に新築の時は木材がなじんでいないこともあり
家鳴り(やなり)と言ってミシミシ音がしたりパキッと音がすることが良くあります。
この症状からの隙間はよく部屋の角などに比較的多く見受けられます。
そのほか下地の継ぎ目などで細いひび割れなど特に新築して2,3年はこちらの原因が多いのではないでしょうか。
建てた後であれはある程度の期間を置いて建てた業者に相談してみれば簡単な補修をしてくれる業者もあるかもしれませんので
一度相談してみましょう。
下地の不具合によるもの
本当に薄いジョイントなどはクロスの施工によるひび割れもありますが、
ほとんどは下地による影響が多いと思われます。
特に開口部分は固定されているところが少なく
開口部の角などにひび割れが入りやすいでしょう。
石膏ボードの継ぎ目などクロスのひび割れが出ているのは
良いとは言えませんがまだ構造上に問題はないと言えるでしょう。
そのほか大きな空間の中央部分や曲がりのある接合部などは上階の影響や重力などもあり
ひび割れが生じやすいです。
この症状は経年劣化に近いでしょう。
構造上問題なくとも多少の重荷や重力に影響は表面の壁紙に現れることはあります。
問題があるクロスにひびは
下地に沿ってないひび割れや
斜めに入るようなひび割れがある場合は一度注意してみてみた方が良いでしょう。
あとは年数がたっていないのにあまりにも多いな裂け目ができている時も注意してみてみてください。
大きな剥がれにも注意が必要
ひび割れ以外にもジョイントの黒ずみや大きな剥がれがある場合も注意してください。
この様な場合は漏水の恐れも考えておくようにしましょう。
その箇所が湿気の多い場所なのかそうでないのか。
湿気の影響であれば漏水よりは悪くないですが、
内部にも湿気が影響すると下地の痛みやシロアリの危険性も出てくるので注意をしてください。
湿気のないところでの剥がれやジョイントの黒ずみは
漏水の可能性も高いので一度業者に見てもらうようにした方が良いと思います。
漏水はほっておくとシロアリの影響を受け大きな梁や柱でもほとんどなくなってしまいます。
業者に依頼する
漏水や構造に問題がありそうな場合は早めに専門業者に見てもらいましょう。
簡単な調査は無料で見てくれるところも多いと思います。
中には問題がないのに問題があるように言われる場合もありますので、
飛び込み業者などは避けるようにしましょう。
リフォームの金額はあいまいでよい業者でも金額に開きがあることはありますので、
何社か見積もりを取ることが一番おすすめです。
軽い剥がれの対処法
クロスの小さなジョイントはボンドコークという
補修材を使えば比較的簡単に目立たなくなります。
専門業者でもほとんどこちらでジョイントの処理はするでしょう。
ホームセンターなどでもどこでも売っていて簡単に手に入ります。
先端を細く切りジョイントに刷り込んでから濡れた布やスポンジなどでかるく拭き取れば
小さな日々はほとんど目立たなくなります。
大きめのひびなどはシリコンコーキングと言ってキッチンや洗面台周りに使用する
材料がありますが、べたつきや周りにつかないようマスキングテープを張ったり難易度が高くなります。
再度割れが生じにくいという点はありますが、
見栄えも目立ちやすいのでボンドコークが難易度的にも低くおすすめです。